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松浦 健(Takeshi MATSUURA)

技術部 ライセンス・計画課 松浦 健

技術部 ライセンス・計画課
海洋機械工学科 2010年卒
2010年4月入社

※所属部署は、取材当時の部署となります

入社10年目を迎えて新しい仕事にチャレンジ中。
中国出張など、良い経験を積み重ねています

J-ENGを選んだ理由は何ですか?

専攻が海洋機械工学だったので、舶用関係の仕事についての知識はありました。大学の先輩や同級生たちの進路も舶用関係が多かったですし、自分もその道に進もうと思っていました。J-ENG(当時:神戸発動機株式会社)のことは、大学の求人を見て知りました。大学の先輩が勤務している会社だったのが、興味を持ったきっかけです。色々と本音のアドバイスをもらうことができ、先輩がいる会社は心強く安心だと思いました。

入社後のキャリアについて教えてください。

今年10年目ですが、入社後9年間は技術部設計課の性能チームに所属していました。性能チームの主な仕事は、組立が終わったエンジンの性能チェックです。燃費、温度、圧力、環境規制をクリアできているかなど、陸上で試運転をしながら、数値を計測し、最終的なチューニングを行っていきます。陸上運転で品質をクリアしたエンジンは、造船所様に引き渡され、造船所様が主体となって海上運転が行われるのですが、エンジンメーカーとして、海上運転に乗船し、データの確認を行うこともあります。

性能チーム時代の思い出に残っている仕事は何ですか?

昨年、初めて保証乗船を経験しました。保証乗船というのは、新しいエンジンを搭載した船にある程度の長期間同乗し、運航データを確認するほか、乗組員の方々にエンジン取扱いの説明を行い、スムーズな運航をサポートする業務です。当時、姉妹船が順次処女航に出帆する計画になっていて、私を含めた技術部の若手社員が各々の担当者として抜擢されました。私の乗った船には、外国人の乗組員の方もいらっしゃったので、会話はすべて苦手な英語で行わなければなりませんでした。瀬戸内からパプアニューギニアを経てマレーシアまで、身振り手振りだけでコミュニケーションを取ったのですが、言葉は通じなくても気持ちを込めて伝えれば意思疎通はできるという貴重な経験になりました。
約1か月かけての長い乗船で苦労もありましたが、じっくりゆっくりエンジンと向き合うことができました。この貴重な経験は今後自分の糧になると確信しています。

今の仕事はどんな内容ですか?

今年から技術部の中にライセンス・計画課という部署が新設され、異動になりました。ライセンス・計画課は、ライセンシーのサポート業務を行っている部署で、私は、中国にあるエンジンメーカー、ライセンシーのサポート業務を担当しています。具体的な業務は、エンジン図面の提供、陸上運転のサポート、燃費や性能に関する問い合わせ対応などです。お客様であるライセンシーに提供するデータの正確さはもちろん、提示された納期や回答期限を守ることも重要な任務なので、責任を持って仕事に取り組んでいます。
先日、突発的なトラブル対応で中国に初めて出張し、担当しているライセンシーの陸上運転に立ち会わせていただきました。約2週間滞在しましたが、前部署で陸上試運転を担当していた経験を活かすことができ、大変良い経験をさせていただきました。

この会社に入って良かったことは何ですか?

出張で海外に行け、様々な経験をさせてもらえることです。仕事を一人できちんとやりきる力量が必要ですが、普通の人がなかなか見ることのできない世界中の海域にも行くことができ、仕事をしながら船の旅ができます。海が好きなら、絶対におすすめですよ。
また、大きな仕事をしていることが目で見て実感できることも、良いところだと思います。自分が携わったエンジンが搭載されている船を見ると、ものすごく巨大で迫力があり、圧巻です。それがモチベーションアップにもつながります。これはものづくりの醍醐味でもありますね。

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