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エンジンの更なるデジタル化を目指し、次世代型エンジン制御システムに関する共同研究を開始

株式会社ジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG)は、運航データを用いてエンジンの運転状態を再現するデジタルツインの実現を目指し、ナブテスコ株式会社と、次世代型エンジン制御システムの開発に関する共同研究の契約を締結致しました。

本共同研究は、ナブテスコ株式会社とJ-ENGが長年培ってきた舶用エンジンの電子制御技術をデジタライゼーションによって更に進化させるために、従来の制御技術(OT, Operational Technology)にITを取り入れ、柔軟で最適なエンジン制御とユーザ支援の充実化を目的としています。

次世代型エンジン制御システムにおいてコアとなるエンジン制御装置は、現行の制御システムの構成をベースに、多数のアップグレードを予定しています。具体的には、エンジンのセンサ信号のエンジンモニタへのネットワーク出力による配線レス、エンジン上への液晶パネルの配置やエンジン性能診断機能によるユーザ支援、センサデータを用いた工学的、或いは統計的処理に応じた主機制御機能の拡充、データ利活用を計画しております。また、このシステムにおいては、オープンイノベーションの促進を目的とした開発者向けの仮想テスト領域の搭載なども可能となります。
加えて、今回の研究によって開発する製品は、現行の制御システムにも追加搭載可能な拡張モジュールとする予定にしております。

昨今の海事業界では、社会課題解決に向けて様々な取り組みが活発に行われており、その中でも、デジタライゼーションは、既存技術の深化や革新的技術の開拓において、付加価値の向上、あるいは、新たな価値を創出する機会になります。

J-ENGは、温室効果ガス削減や自律運航などによって船舶の使われ方が益々多様化していく中で、省エネ運転や機器の予防保全に関する技術開発とサービス提供に積極的に取り組み、今後も環境対応とデジタル化による海事業界の持続的な発展に寄与して参ります。

次世代型エンジン制御システムのコンセプト
次世代型エンジン制御システムのアーキテクチャー

本件に関するお問合せ先

株式会社ジャパンエンジンコーポレーション
担当窓口:総務広報課
TEL:078-949-0800

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