Product UEエンジン

LSJシリーズ

 LSJシリーズは、LSHシリーズに、UEエンジンの独自技術である「完全燃焼技術」と「層状水噴射技術」を融合させ、MGO又はA重油のみを燃料とした2020年からのSOxグローバルキャップに対応するエンジンです。
NOx規制をクリアしつつ、 大幅な低燃費(燃費率を従来比約5%改善)を実現しており、当社独自技術である「低圧EGR」又は「低圧SCR」システムと組み合わせることで、TierⅢ規制のクリアが可能です。
LSJシリーズは、J-ENGが掲げるソリューションJUMPのコンセプトで開発された最初のエンジンです。
2018年5月、UEC50LSJ-EGRの初号機が完成しました。さらに、UEC42LSJを2022年3月の完成をめざし、開発中です。
 
※50LSJの開発には、日本財団のご支援をいただきました。
LSH機関に層状水噴射を搭載

MGO(A重油)を使用するメリットについて

MGOは、マリンガスオイルの略で、MDO(Marine Diesel Oil : 船舶用ディーゼル油)やA重油同様に、これまで船舶用ディーゼルエンジンで使用されてきたC重油に比べ、高品質で環境に優しい燃料です。価格は高めですが、燃焼性も良いので、エンジンのトラブルが減少し、入手性も問題がありません。また、燃料をMGO単一とすることで、システムがシンプルとなり、船舶の設備投資費、オペレーションコスト、メンテナンスコストを低く抑えるこができます。
船上で大幅に削減、小型化できる装置として、燃料タンク、ポンプ、清浄機、フィルター、ヒートレース用配管などがあります。
更に低燃費により、燃料価格の高さを相殺することができます。

MGO(A重油)と他の燃料の特徴の比較

  MGO(A重油/軽油相当) 低硫黄重油(適合油) LNG 重質油(C重油)
燃料価格 高価 比較的高価 比較的安価 安価
燃料入手性 良好 良好 限定的 良好
燃焼性 良好 燃料規格未決定
混合でスラッジが発生
燃えにくい
FCC粒子のリスク
良好 現状と同等

MGO(A重油)と低硫黄重油(適合油)との比較

  MGO(A重油/軽油相当) 低硫黄重油(適合油)
混合安定性 安定している マッチングによって、スラッジ発生の可能性がある
ストレーナーの閉塞による機関の停止等を引き起こす可能性がある
低温流動性 流動点が低い 流動点が高い
FCC粒子(Cat Fine) FCC混入のリスクなし 2次精製装置により、FCC混入のリスクがある
FCC粒子により、リング・ライナや燃料ポンプに過大摩耗が発生する可能性がある
着火遅れ
燃焼性
着火遅れ なし
燃焼性 良好
硫黄分調整のため、混合されるLCO(ライトサイクル油)により、
着火性や燃焼性が不良となる傾向がある
リング・ライナの異常摩耗を引き起こすリスクがある

MGO(A重油)と他の燃料のシステム、運転・保守内容、船の設備投資の比較

  MGO(A重油/軽油相当) 低硫黄重油(適合油) LNG 重質油(C重油)
システム シンプル
・燃料単一系統
・燃料加熱不要
現状と同等 DFエンジン+LNGタンク+供給システム必要 Soxスクラバー必要
運転・保守 簡単
負担軽減
費用削減
現状と同等 非常に複雑 有資格乗組員必要 複雑
船の設備投資 現状と同等 莫大
その他 エンジン信頼性向上
運転・保守作業が軽減
エンジン・燃料系統のトラブルが増加する可能性あり 環境性能は良好 スクラバー水排水禁止海域の拡大傾向

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