純国産大型低速2ストローク アンモニア燃料エンジンのお披露目会を開催しました

株式会社ジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/次世代船舶の開発」プロジェクトとして、アンモニアを燃料とする大型低速2ストロークエンジンの開発を進めており、4月には、実際の船舶に搭載するフルスケールエンジン初号機7UEC50LSJA-HPSCRのアンモニア燃料混焼運転を開始しました。詳細につきましては添付のURLをご参照下さい。
https://www.j-eng.co.jp/news/20250421.html/
現在、当社は同エンジンの試験運転を進めていますが、今般5月12日、本プロジェクトのコンソーシアムメンバー(日本郵船株式会社様、日本シップヤード株式会社様、株式会社IHI原動機様、日本海事協会様)にJ-ENG明石工場にご参集頂き、お披露目会を開催しました。
当日はJ-ENGより、フルスケールエンジンにおいてアンモニア燃料95%混焼運転に到達したことを含め、開発状況の進捗などを報告した後、実機をご見学頂き、コンソーシアムを代表して、日本郵船株式会社 専務執行役員 鹿島 伸浩 様の指令により、同エンジンの起動式を執り行いました。
またお披露目の後、コンソーシアムメンバー全員による懇親会も開催し、当社エンジン(主推進用)並びにIHI原動機様エンジン(船内発電用)を搭載したアンモニア燃料アンモニア輸送船(AFMGC;Ammonia-Fueled Medium Gas Carrier)の建造へ向け、日本海事クラスターの技術力を結集し、高い環境性能・安全性を備えた船舶を他国に先駆けて玉成し社会実装するべく、意気込みを語り合いました。
J-ENGは、次世代燃料エンジンのファーストムーバーとして、その早期市場投入と普及に注力し、日本の海運・造船業界の発展に寄与すると同時に、海運業界におけるGHG(温室効果ガス)削減と、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献して参ります。
本件に関するお問合せ先
株式会社ジャパンエンジンコーポレーション
担当窓口:総務広報課