アンモニア燃料低速2ストロークエンジン“UEC50LSJA”が「Marine Engineering of the Year (土光記念賞) 2025」を受賞
7月17日、東京都千代田区の海運クラブにて、日本マリンエンジニアリング学会・日本航海学会・日本船舶海洋工学会主催の海事三学会合同表彰式が執り行われ、株式会社ジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG)が開発した「アンモニア燃料低速2ストロークエンジン“UEC50LSJA”」が「Marine Engineering of the Year (土光記念賞) 2025」を受賞しました。同賞は、公益社団法人日本マリンエンジニアリング学会が優れたマリンエンジニアリング技術を表彰するもので、当社としては2019年の「MGO専焼エンジン ”UEC-LSJ“」に続く2回目の受賞となります。
UEC50LSJAは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/次世代船舶の開発」プロジェクト事業として開発を進めてきました。
2023年5月から2024年9月にかけてアンモニア燃料単筒試験エンジンにおいて約1000時間におよぶ試験運転を実施、その試験で得られた成果と知見をフィードバックしたフルスケールのアンモニア燃料エンジンUEC50LSJAを製造し、2025年4月より5か月間、約700時間に亘る入念な試験運転を行って完成させました。
本エンジンは、高度な燃焼制御により難燃性のアンモニアを高い混焼率で安定燃焼させつつ、高い温暖化係数を有する亜酸化窒素(N2O)の排出を抑制し、温室効果ガス(GHG)の排出を従来の重油エンジンに対して90%以上削減します。海運の脱炭素に大きく貢献する低速2ストロークアンモニア燃料エンジンを世界に先駆けて完成させたことが高く評価され、今回の受賞となりました。
本エンジンは、日本郵船株式会社がジャパンマリンユナイテッド株式会社で建造中のアンモニア燃料アンモニア輸送船(AFMGC;Ammonia-Fueled Medium Gas Carrier)に搭載されており、2026年11月に就航の予定です。就航後も、実運航条件下での耐久性などにつき、引き続き検証して参ります。
当社は、次世代燃料エンジンのファーストムーバーとして、その早期市場投入と普及拡大に取り組み、日本の海運・造船業界の発展に寄与すると同時に、海運業界における温室効果ガス排出削減と2050年カーボンニュートラルの実現に貢献して参ります。
-

アンモニア燃料エンジン初号機「7UEC50LSJA-HPSCR」
-

アンモニア燃料アンモニア輸送船
本件に関するお問合せ先
株式会社ジャパンエンジンコーポレーション
担当窓口:総務広報課
