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増本宗一郎(Soichiro MASUMOTO)

品質保証部 品質保証課 増本宗一郎

品質保証部 品質保証課 課長代理
医療福祉工学部 2006年卒
2006年4月入社


※所属部署は、取材当時の部署・役職となります

全国のメーカーの現場を知れる。
モノづくりが好きなら、最高の仕事です

どんな就職活動をしましたか?

大学では、医療福祉関係、わかりやすいところで言うと、義手義足やバリアフリーなどについて勉強しました。私が大学を受験したころは、世の中の注目がちょうど医療福祉に集まっていた時期で、特化して学べる学科は全国でこの大学だけだったこともあり、面白そうだと思ったんです。その学科の卒業生は、透析などを担当する臨床工学技士か、モノづくりの方面かに進むケースが多いのですが、私は、モノづくりに携わりたくて、実家の近くの製造業に絞って探しました。

J-ENGを知ったきっかけは?

実家が明石市二見だったので、二見本社は、バイクで10分かかりません。当時は、当社が長崎と神戸から二見へと移転して間もない頃で、工場も真新しく、設備も新品でした。それに、私は、小さい頃、海の見えるマンションに住んでいて、フェリーで中学・高校に通学していたこともあり、船が好きだったんです。内定をもらって、迷わず入社を決めました。

最初の配属は?

機械課です。ジーゲンという大型の門型プラノミラーを担当し、先輩について、台板など大型部品の機械加工を1年半、そのあと、小型の門型マシニングセンタに変わって、2年半、主軸受け押えやクロスヘッドの部品など、小物部品の面加工や穴あけを担当しました。

品質保証部への異動のきっかけは?

当時、品質保証部は人員が不足していて、機械課課長の推薦もあり異動することになりました。最近は教育体制が整備され新卒社員も配属になっていますが、当時は、その余裕がなく、製造現場の経験があることが受け入れの条件になっていました。私の場合は、機械課での経験がちょうど4年あり、その経験を活かせる次のキャリアステップとして、ぜひチャレンジしたいと思いました。

品質保証部 品質保証課 増本宗一郎
ピストン棒の摺動部のMT(磁粉探傷試験検査)をしています。目視でわからない傷を検出するための検査です

品質保証部はどんな業務を担当していますか?

品質保証部の仕事を一言で言うと、「不具合を防ぐゲート」です。主機組立チームと部品管理チームの2チームに分かれており、私は、部品管理チームに所属しています。部品を組み立てたらエンジン、エンジンをばらすと部品、なので、主機組立チームも部品管理チームも必要な知識やスキルは共通しています。
船のエンジンは、船級の認可を得る必要がある多数の部品(船級部品)により構成されています。品質保証部において、主機組立チームの仕事は、エンジンの船級部品について漏れなく船級受検が実施されていることの確認と、認可を出す日本海事協会(NK)の代行としての検査です。部品によっては工程内で検査をする必要があり、検査がOKになってはじめて、次の工程に進むことができます。エンジンの生産工程に密接に絡む仕事です。
部品管理チームは、アフターサービス部品の品質管理を行います。運航中の船に搭載された当社のエンジン向けに出荷する、船級部品など特に重要な部品の出荷許可検査に対応します。もし供給部品が不適合品で、その為に不具合が起こり、船が止まってしまうと、お客様からの信用を失墜することになります。「信頼関係を築くのは難しいが、崩すのは一瞬だ」という言葉は、本当にその通りで、1つひとつの対応が大切で、絶対にミスは許されません。

品質保証部 品質保証課 増本宗一郎
リリーフ弁ブロックの表面粗さ測定を後輩に伝授

緊張感が高い仕事という印象ですが、楽しさややりがいについてはいかがですか?

「不具合を防ぐゲート」というと、検査のタイミングがすべてと思われるかもしれませんが、本当の仕事は、実はそのずっと前から始まっています。当社の場合、部品の9割はビジネスパートナーさんが納入してくれています。ビジネスパートナーさんのおかげでエンジンができているので、パートナーさんが図面どおりに部品を作ってくれるようサポートすることも、とても重要な仕事です。
新しい部品が完成したときは、パートナーさんの会社に出向き、一緒に確認します。当社の工場を見学したいという希望があれば、案内もします。問い合わせや相談事に対応したり、要望に応えるため社内調整も行います。もちかけられた色々な相談事を解決できたら、とてもうれしいし、やりがいを感じます。
モノ作りが好きなら、この仕事は最高じゃないかと思います。全国のメーカーを訪問するので、日本のモノづくりの現状が手に取るようにわかります。ノウハウも蓄積されますし、引き出しも増える。それを色々な会社の課題解決や品質向上のために役立てることができるからです。

どんな人がこの仕事に向いていますか?

パートナーさんとの信頼関係を築ける、コミュニケーション力がある人が望ましいと思います。図面の見方や検査方法などの知識は、やっていくうちに覚えられると思いますし、私達もサポートを惜しみません。あと、モノ作りが好き、出張が好きな人。会社が費用を負担してくれて、非破壊検査の資格を取得できるので、向上心がある人も大歓迎です。

今の目標は何ですか?

世の中の流れに応じて、これからも当社は、次々新しいエンジンを製造していくと思います。新しいエンジンには、新しい部品が必要で、パートナーさんの協力がますます必要です。相談事を着実に解決しながら、日々信頼を積み重ね、当社にとっても、パートナーさんにとっても役に立つ存在になれたらいいなと思っています。

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